気になるほくろ

皮膚の腫瘍・できもの

ほくろとは、皮膚の一部にメラニン色素を持つ細胞(母斑細胞)が集まってできた良性の皮膚病変です。小さな点のようなものから、盛り上がりのあるもの、大きなものまで形や色はさまざまです。

多くは生まれつき、または成長過程で自然に現れるもので、ほとんどが良性ですが、まれに悪性(皮膚がん)と見分けがつきにくいこともあるため、見た目の変化がある場合は医師の診察が推奨されます。

美容的な理由で除去を希望される方も多く、レーザーや手術による除去が可能です。

原因
ほくろ(色素性母斑)は、皮膚の中でメラニン色素をつくる細胞(母斑細胞)が局所的に増えることでできる皮膚の変化です。多くは生まれつき、あるいは成長過程で自然に発生し、思春期や妊娠などホルモンバランスの変化によって数が増えることもあります。顔や腕、背中など、紫外線を浴びやすい部位にできやすく、紫外線刺激や摩擦なども関係していると考えられています。また、大きさ・形・色の変化が見られる場合は、皮膚がん(悪性黒色腫)との鑑別が必要になることもあります。

ほくろの種類
1. 境界母斑・・・表皮と真皮の境界にできる、平らな茶色〜黒色のほくろ。小さいものが多く、顔や体のどこにでも出現。

2. 複合母斑・・・やや盛り上がった黒〜茶色のほくろ。顔や背中などに多く、一般的に見られるタイプ。

3. 真皮内母斑・・・皮膚の奥にできる、肌色〜薄茶色のやわらかい盛り上がり。加齢とともに出現しやすく、首や体幹に多い。

4. 先天性母斑・・・生後すぐ、または1歳未満で現れる大きめのほくろ。サイズや形により治療が必要になることも。

診断・検査

ほくろは見た目が似ていても種類や性質が異なるため、正確な診断がとても大切です。特に、悪性の可能性がある病変の場合は、医師の早期診断が重要となります。当院では、次のような方法を用いて、皮膚病変の種類や状態を診断しています。医師による視診、問診、ダーモスコピー、必要に応じて皮膚生検。

当院の治療方法

ほくろは、良性のものから美容目的で除去を希望されるものまでさまざまです。当院では、患者さまのご希望や、ほくろの性質・場所・大きさなどに応じて、以下のような治療法を提案しています。

● 切除手術(切開縫合法)

大きなほくろや深い位置にあるもの、悪性の疑いがあるものには、メスによる切除が適応されます。皮膚を縫合して整えるため、再発しにくいのが特徴です。
※ 保険適用になるケースもあります。

● 経過観察

大きな変化のない良性ほくろについては、無理に除去せず、定期的な観察とすることも可能です。

自宅でのケア・注意点

ほくろは、基本的に特別なスキンケアは必要ありませんが、以下の点に注意することで変化の予防や美容面での対策になります。

  • 紫外線対策をしっかり行う
     紫外線は色素細胞を刺激し、ほくろが濃くなることがあります。日焼け止めや帽子などで肌を守りましょう。
  • 無理に触ったり、こすったりしない
     頻繁に触れたり刺激を与えると、炎症や色素沈着の原因になります。特に顔や首などのほくろには注意が必要です。
  • 変化がないか定期的にチェックする
     「大きくなってきた」「色が変わった」「出血した」などの変化がある場合は、早めに皮膚科を受診してください。

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