よくできるいぼ

皮膚の腫瘍・できもの

いぼについて

いぼ(疣贅・ゆうぜい)は、主にヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって生じる皮膚の良性腫瘍です。
特に手足にできる尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、年齢を問わず多く見られます。
いぼは自然に治ることもありますが、放置すると増えたり他人にうつる可能性があります。皮膚科では、液体窒素による冷凍凝固療法を中心に、状態に応じた治療を行います。痛みや治療期間には個人差があるため、早めの受診が大切です。自己判断で削ったり市販薬を使用すると悪化することがあります。
いぼでお困りの方は、早めに皮膚科へご相談ください。


原因
いぼは、原因によって大きく2つのタイプに分けられます。
① ウイルス性のいぼ(尋常性疣贅 など)
手足などにできる「一般的ないぼ」は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によって生じます。小さな傷からウイルスが入り込み、皮膚の細胞が異常増殖して盛り上がりになるのが特徴です。子どもやスポーツをしている方に多い。他人や自分の体の別の部位にうつることがある。放置すると増えることもあるため早めの対処が大切。


② 加齢性のいぼ(脂漏性角化症 など)
加齢に伴ってできる「老人性いぼ」は、皮膚の老化により表皮細胞が過剰に増殖してできる良性の腫瘍です。紫外線の影響や遺伝的体質も関与しているとされ、顔や首、体幹などに複数できやすいのが特徴です。

いぼの種類
1. 尋常性疣贅・・・一般的ないぼ。ウイルス性(HPV)で手足に多くみられる。表面が硬くザラザラ。放置で数が増えることも。


2. 扁平疣贅・・・若年層に多く、顔や手の甲などに出る平らないぼ。ウイルス性で、目立ちにくいが感染力あり。


3. 尖圭コンジローマ・・・性感染症のひとつ。外陰部・肛門周辺にできるいぼ。ウイルス性で治療が必要(保険適用)


4. 脂漏性角化症・・・加齢による“老人性いぼ”。黒〜茶色の盛り上がりで、顔・首・体幹に多い。良性だが、気になる場合は除去可能。

5. 水いぼ(伝染性軟属腫)・・・小さなつるんとした丸いいぼで、ウイルス(ポックスウイルス)による感染症。主に子どもに多く、プールや肌の接触でうつる。放置すると増えることもあり、摘除や経過観察が必要。かゆみや湿疹を伴う場合もあるため、早めの相談をおすすめします。


6.スキンタッグ(軟性線維腫/アクロコルドン)・・・首・わき・胸まわりなどにできる、やわらかく小さな肌色〜茶色の突起。加齢や摩擦、ホルモンバランスの変化が要因。良性で痛みはないが、自然には消えにくく、レーザーや切除による処置が可能。

診断・検査
いぼは、見た目が似ていても種類や性質が異なるため、正確な診断がとても大切です。特に、悪性の可能性がある病変の場合は、医師の早期診断が重要となります。当院では、次のような方法を用いて、皮膚病変の種類や状態を診断しています。医師による視診、問診、ダーモスコピー、必要に応じて皮膚生検。

当院の治療方法
いぼは原因(ウイルス性・加齢性)によって治療法が異なります。
 見た目だけでは判断が難しいこともあるため、医師の診断に基づき、以下の治療を行います。

● 液体窒素による冷凍療法
マイナス196℃の液体窒素でいぼを凍結し、壊死させて除去します。
 数回の治療が必要な場合がありますが、保険適用で広く行われている標準治療法です
● 外科的切除
メスで切り取る治療法です。傷あとが残らないよう、縫合を工夫して行います。病理検査を同時に行うこともあります。
● ピンセット除去
子どもに多い水いぼは、専用ピンセットで摘除することがあります。
 痛みを軽減するため、事前に麻酔テープやクリームを使用することも可能です。

自宅でのケア・注意点

ウイルス性いぼは触らない・こすらない
  ヒトパピローマウイルスが原因のいぼは、触ることで他の部位や他人にうつる可能性があります。触れたあとは手洗いを徹底しましょう。


スキンタッグ(加齢性いぼ)は自然に取れません
  市販薬で無理に除去すると、炎症や色素沈着、傷あとが残る原因になります。自宅での自己処理は避けましょう。


水いぼは家族内感染に注意
  お子さまの水いぼは、お風呂やタオルの共用などで家庭内に感染が広がることもあります。肌の接触や共用品には気をつけましょう。

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